ドン山(西海岸公園)

概要

概要

マリンピア日本海付近に広がる西海岸公園。その一角の高台に写真のような大砲がある。この事から「ドン山」と呼ばれるようになっている。もちろん今はレプリカで、本物ではないようだ。
対装甲砲やミサイル迎撃といった戦闘用の大砲というわけではなく、実際はその昔報時を知らせる為に使われた空砲用の大砲で、いわゆる午砲台ある。撃つとどーんと音がしたそうで「ドン山」だそうだ。まあ、そりゃ大砲ですからね。
なお、ドン山の名の由来でもある午砲台はここ以外にも岡山・長崎・千葉、国外では台湾・カナダなどにも存在し、かつては皇居(東御苑)・長崎・熊本にも存在したそうだ。皇居にあったものは現在は江戸東京たてもの園にあるらしい。

歴史

1871(明治4)年に午砲の制が定められたことにより、1873(明治6)年6月15日より新潟市寄居砂山に設置、報時業務が開始された。「午砲」なので毎日正午にどーんと超爆音の午砲(午報)が撃ち出されていたそうだ。
どれくらい爆音かというと、ここから100kmくらい離れている新発田にまで聞こえたそうだ。とんでもねえ騒音である。実際に撃てればアトラクションとして楽しめるかと思ったが、よく考えれば100km先まで聞こえる超爆音を何度もドンドンやられたらたまったもんではないね。
1919(大正8)年、旧制新潟高等学校の建設に伴い現在の場所に移転。この頃あたりからドン山と名付けられるようになったそうだ。
当時は市街地に向けて午砲を撃っていたが、付近に二葉中学校があり、授業の妨げになるとの理由で向きを海側に変えたとのこと。ちなみに今も二葉中学校は存在している。
1924(大正13)年、皇太子(後の昭和天皇)の成婚記念として礎町に報時塔が建造され、同塔屋上からの汽笛による報時が開始されたことにより、ドン山の午砲は役目を終えた。ちなみに報時塔の汽笛は1943(昭和18)年まで行われた。
その後ドン山の周囲は西海岸公園の一部として整備され、現在に至る。
なお、ドン山の砲台はもともとは明治初期に当時の陸軍で使用していたものなんだそうだ。

  • ドン山
  • ドン山大砲

西海岸公園

防風林も兼ねているバラエティー豊富な公園

ドン山がある西海岸公園についても少し紹介する。といっても当時はドン山だけ目指して歩いていたので、西海岸公園の様子はほとんど撮っていないのだけど。いつか再度ドン山を撮り直した際にいくつか撮って回ろう。
海岸沿い5kmに及ぶ防風林地帯が目を引く広大な公園。植えられているのはクロマツやニセアカシアで、全部で38万本にも及ぶそうだ。もとは1967(昭和42)年の新潟大博覧会の跡地に整備された公園なんだとか。
ドン山以外の見所としては、日本海を見ながら5kmに渡って走れるサイクリングロードや芭蕉堂など数多くの石碑や史跡、城に見立てた遊具があるお城公園、その他市営プールや野球場、野鳥の森、多目的広場などがある。広大だけあって様々なスポットがあるので、散歩や遊びにはもってこいな環境だろう。
防風林ということもあり人の姿がまばらな場所も多く、照明がなく夜は大変暗い場所も多く、一部の駐車場は夜間閉鎖される。最近この国のそこかしこに変な輩が多いので、暗くて人の少ない所はあまり行かないようにしようね。
夏は関屋浜海水浴場が目の前ということもあり海水浴客で非常に混雑するため、一部遊歩道の交通規制が行われる模様。

西海岸公園

アクセス

新潟駅から徒歩40分。バスで行く場合はマリンピア日本海前か日本海タワー前で降りて徒歩10分くらい。または西大畑坂上で降りて徒歩7分でも行けるらしい。西海岸公園敷地内に存在する。

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